丹伊田の悪魔祓い

玄関から躍り込んでくる獅子

説明

丹伊田には、元旦に「悪魔祓い」が家々を回り、その家の悪魔(悪いことを起こすもの)を退治するという行事があります。

悪魔祓いは元旦の朝早く、御神前で出発の奉告をし、神様の力をいただいてから鹿島大神宮を出発します。

一日中丹伊田の家々を一軒一軒回り歩いて、その家の悪魔を祓い清めます。
そして日が暮れる頃にまた鹿島大神宮に戻り、御神前でお祓いを受けます。

悪魔祓いの行列

天狗…一本下駄をはき、錫杖(しゃくじょう)をついて先頭を行きます。道案内をしながら神通力で辺りを祓い清めます。

禰宜様(ねぎさま)…神主の役。その家が一年間安全であるように、大幣(おおぬさ)で家々の神棚を祓い清めます。

触れ太鼓…太鼓を打ち鳴らして、悪魔祓いの一行が来たことを知らせます。
獅子…玄関からその家に入り、猛々しく暴れて悪魔を追い払います。獅子に頭をかんでもらうと、病気が治ると言われており、家の人はみんな獅子に頭をかんでもらいます。

笛…太鼓と一緒に道中や、家々でお囃子を演奏します。一日の終わりには静かな曲を吹きます。

御札(おふだ)…悪魔を祓う力のある御札を配ります。また、その家で用意しているお祝いを受け取ります。

獅子に頭を噛んでもらうと…

メモ

元旦に一日かけて行うこの行事では参加者を募るのが難しく、最近ではこの行列が作れないことが多くなりました。
新しい年の始めに故郷を祓い清めるこの大切な行事が、これからも受け継がれていくといいですね。
やってみようと思う方、ぜひご連絡ください。

所在

福島県郡山市西田町丹伊田字宮作239
電話 024-971-3276 鹿嶋大神宮