西田町ってどんな町?

「西田町」地名の由来

郡山市の東のはしにあるのに、どうして「西田町」なんだろう?
不思議に思ったことはありませんか?

実は、昭和30年に高野村(たかのむら)逢隈村(おうくまむら)が合併することになったとき、この2つの村は、郡山市ではなく、田村郡の西の端にありました。

それで、新しい村の名前を公募したとき、
・田村郡でいちばん西のはしっこにあるから→「西」
・田村郡でいちばんお米がとれる場所だから→「田」
というわけで、『西田村』になったんですって。

そのあと西田村は田村郡から郡山市に移り、「村」が「町」となって、今では郡山市のいちばん東側にある「西田町」になりました。

西田町の5つの地区

平成30年4月に郡山市立西田学園義務教育学校ができるまで、西田町は5つの小学校区に分かれていました。
それぞれ特色のあるそれらの地域を紹介します。

西田町マップ

鬼生田(おにゅうだ)地区

阿武隈川沿いに広がるお米の産地。

「鬼生田」の地名のもとになった鬼、大滝丸が生まれた田んぼをはじめとする多くの伝説や、それにまつわる場所が今も残されています。

西田町の子どもたちが9年間を過ごす西田学園はここにあります。

西田学園

高野(たかの)地区

江戸時代には「三春藩の隠し米蔵」とも言われたおいしいお米の産地。

子育て木馬(三春駒)や張り子で有名な高柴デコ屋敷・内出の桜・国指定の天然記念物ペグマタイト岩脈もある、西田町の観光エリアです。

高柴デコ屋敷の豆だるま

三町目(さんちょうめ)地区

「梅の里西田町」を代表する梅の産地。

カリカリ甘梅漬けなど、人気の梅加工品も作られています。
毎年4月には紅梅白梅が香る中、ウォークラリーや梅の里まつりが開催されます。

行政センターや図書館、お店も多い西田町の中心地。

梅ロード
梅ロード

根木屋(ねぎや)地区

磐越自動車道郡山東インターチェンジがある根木屋地区。

旧根木屋小学校には現在、東京農工大学の研究拠点を設けられています。

大学生が講師となって、小学生対象のスーパーアグリサイエンススクールが行われるなど、地域との交流も始まりました。

日枝神社の絵灯籠
日枝神社の絵灯籠

大田(おおた)地区

室町・戦国時代の有名な水墨画家・雪村周継(せっそんしゅうけい)が晩年を過ごした「雪村庵」には、雪村桜が見頃になる頃、多くの観光客が訪れます。

また福島県の和菓子で有名なゆべしの「かんのや」の本店があり、店内では職人の手づつみゆべしが作られています。

雪村庵の桜

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