自家焙煎珈琲&ギャラリー遊の丘のコーヒー豆

「わざわざ遠くから足を運んでくれるお客さんに、買ってきたコーヒー豆をそのまま入れたのでは申し訳ない。自分でなっとくがいくように焼き上げた味をお出ししたかった」

思わず深く息を吸い込みたくなるような香りの中で、遊の丘のマスター井田喜一郎さんに自家焙煎コーヒーのお話をうかがいました。

焙煎について

豆のランクはいろいろあって、高い豆を使えばおいしく入るけれど、コーヒー一杯の値段も高くなってしまう。
だから私は「手頃なグレード」の豆を選んでいます。
それをあせらず、ていねいに、焙煎機の特徴を活かしながら焼き上げます。

コーヒー豆自体には元々酸味があるのですが、できるだけ酸味が残らないように心がけて、気圧や火加減にも注意して、気持ち深めに焼いています。

ブレンドについて

ブレンドは「複合焙煎」です。
これは生豆をブレンドして、それを一緒に焙煎機にいれて焼き上げる方法。
水分がそれぞれ違うので、それをどのように焼くかが難しいですね。

普通は「単品焙煎」がほとんどです。
それぞれ別々に焙煎した豆をブレンドする方が多いと思います。

遊の丘のブレンド

  • 遊の丘ブレンド…酸味はあまり残さず、こくのある味に仕上げている
  • 遊ブレンド…ブレンドの中では一番深く焙煎していて、お店ではアイスコーヒーに使っている
  • 西田ブレンド…西田町は梅の里。ちょっと酸味を効かせてみようかということを考えてブレンドしたもの。モカなどの酸味の強い豆を中心にブレンドしてある。
  • 丘ブレンド…ストレートでおいしく飲めるコーヒー。コーヒーの味を味わってもらえるよう酸味・苦みがほどよくなるようブレンドしている
  • シティーブレンド…コーヒーの味にも、甘み・苦み・酸味・まろやか、といろいろな説明のしかたがあるが、これはなんていったらいいんだろう。忘れられない味のブレンド、お試しください。

最後にひとこと

コーヒー豆の値段は、開店当時から変わりません。遠くからわざわざ買いに来て下さるお客様に感謝を込めて。

令和2年6月10日 インタビュー

自家焙煎珈琲&ギャラリー遊の丘
福島県郡山市西田町三町目字大明116-10
電話 024-971-3687
営業時間 11:00~16:00
定休日 月、火、日曜日
※ランチは予約制です
https://www.facebook.com/自家焙煎珈琲&ギャラリー遊の丘

鹿島大神宮のイベント 杜のカフェ「西田町のおいしいもの」コーナー