絵馬 神馬図(高野)

神馬図  市指定重要有形民俗文化財(昭和52年5月11日指定)

説明

室町時代の弘治2年(1556)に鹿島大神宮に奉納された絵馬。

福島県内では最も古い絵馬である。
神社の前で、2人の神官が神馬をひいている姿が描かれている。

  絵馬…板などに馬の絵を描いて神様にささげたもの

もっとくわしく

鹿島大神宮に保存されているこの神馬図絵馬は、縦51㎝横90㎝の家型で、画面中央には2人の神官がひく神馬を配し、右上に神馬を奉納した神社の鳥居と拝殿の一部が描かれています。

剥落(はくらく)が進み一部不明な点はありますが、画面上部には雲がたなびく松林を、右下には松の木が描いてあります。

画面の左端に「弘治二丙辰年九月吉辰」と奉納年月日が明記されています。
九月吉辰とありますから、あるいは秋祭りを祝して奉納したのかもしれません

弘治2年(1556)奉納のこの絵馬は、福島県内で現存する最古の絵馬です。

絵の構図や描写から見て絵馬絵師の描いた絵馬であると見られますが、年号は後から奉納社によって書かれたものと推測され、その書体から一般庶民の奉納になるものと思われます。

同絵馬は県内最古の絵馬であるばかりでなく、中世における絵馬奉納という庶民信仰を知る上できわめて貴重な絵馬です。

鹿島大神宮 社務所

所在・管理者

郡山市西田町丹伊田字宮作239  鹿島大神宮社務所内

鹿島大神宮
℡ 024-971-3276
※見学をご希望の方は事前にご連絡ください。

参考文献等


『郡山市の文化財』   
監修 郡山市文化財保護審議会
発行 平成13年3月
編集  郡山市教育委員会文化課


『鹿島大神宮境内説明文』  
  郡山市教育委員会